スティーヴン・スピルバーグという名前は、僕や同じ世代の人々にとってはちょっと特別なものになっている気がします。文学の薫り高い作品しか観ませんよ、という人にとってスピルバーグ作品はアメリカ臭がきついのかも知れませんが、僕の頭には極端な話「スピルバーグだ!面白いに違いない!」って刷り込まれている、そんな監督です。
最初に観たスピルバーグ監督作品は、多くの人とたぶん同じで「E.T」でした。当時は主人公の少年達と同世代でしたから、少年の日常の中にやって来た異星人という非日常がうらやましかったなぁ。
E.Tが1982年の公開だそうですから、ははぁ、30年近い…あれ?自分の年令を考えると計算合わないぞ?テレビで観たのかな?まぁいいか、とにかく、えらい昔。そこから30年か、ずいぶん時が流れたものです。総括なんでしょうか、まるで、スピルバーグ監督が自身の少年期を回顧するような、あるいは少年期に描いた妄想を取り出したような、ノスタルジックでありながらもどこか初々しい映画でした。エイブラムス監督に触れなくてごめん。
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アリスとジョー、すごく良い。 |
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